西暦2027年、人類に子どもが誕生しなくなり、世界は荒れ果てていた。英国のエネルギー省官僚のセオはある武装集団に拉致されるが、リーダーは元妻のジュリアン。彼女は1万ポンドと引き換えに検問を通過できる通行証がほしいと言う。彼女の目的は、ひとりの移民の少女を新しい社会を作る活動をしている「ヒューマン・プロジェクト」に届けること。しかし、そのグループには実態がなく、なおかつ、その少女は重大な秘密を抱えていた。(amazon)
地味なイメージがあったのでそんなに期待しないで観たのですが、いい意味で裏切ってくれました。今までも革新的な映像!という事で話題になった映画はありましたが、コレは観れば納得。CGも使っているが、それと感じさせずにドキュメンタリーの様なリアルさで魅せてくれます。
タイトルから感じさせるパッとした娯楽としての派手さは無いけれどしっかりと作られたいい映画です。今更ながらこの映像を映画館で観なかったのが残念。

が、案の定この映画は興行的によろしくなかったらしいです。何が案の定なのかというと、まず肝心の邦題タイトルがイケません。作品の表面部分だけ持って来たような『トゥモロー・ワールド』ですから・・・なんか薄〜い感じが否めません。
ストーリー自体は主人公目線で描かれているので、登場人物に解る事しかこちらも解りません。全てを説明してくれる訳じゃないのでスッキリしない部分もありますが、この映画は基本的に手持ちカメラでの長回しのワンショットを使ったりとにかく臨場感を持たせ、観客を映画の中に入り込ませる事を意識して作ったのではないでしょうか?そのおかげでストーリーに分からない所が出て来るのもしょうがないのでは・・・
ネタとして、キング・クリムゾンの『クリムゾン・キングの宮殿』が流れている時にピンクフロイドのアルバム『Animals』のジャケットの建物が出て来ます。それと建物の中からのショットではピンクの豚も空に浮いてます。
